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 司法試験及び司法試験予備試験の試験実施形式について、令和8年に実施する試験からパソコンを使用した試験実施形式(CBT:Computer Based Testing)の導入を目指し、法務省大臣官房人事課にて検討が進められています。
 法科大学院協会では、アンケートで会員校の皆さまから寄せられた内容をもとに、法務省にCBTに関する質問をし、回答をいただきましたので、ここに公表いたします。なお、今後法務省から新たな情報の提供がありましたら、随時更新する予定です。

回答(令和6年8月2日付け)PDF

※以下のQ&Aは「回答(令和6年8月2日付け)」の内容と同じです。
※回答は、令和6年8月2日時点のものであり、今後のCBTシステムの開発状況等によって変更となる可能性があります。
【導入範囲等について】
Q1 司法試験には、短答式試験と論文式試験がありますが、どちらもCBT方式による試験(以下「CBT試験」という。)が導入されるのでしょうか。
Q2 CBT試験の練習版や体験版は提供されるのでしょうか。
【実施方法について】
Q3 CBT試験はどのような方法で実施されるのでしょうか。
Q4 短答式試験において解答の修正は可能でしょうか。また、問題をスキップして後から戻ることは可能でしょうか。
Q5 CBTシステムに搭載する司法試験用法文の表示形式について教えてください。
【使用するパソコンについて】
Q6 CBT試験で使用するパソコンのスペック等について教えてください。
Q7 CBT試験で使用するノートパソコンのキーボード配列について教えてください。
Q8 CBT試験で使用する文字入力ソフトについて教えてください。
Q9 CBT試験では、コピーや貼り付け等の機能は使用できるのでしょうか。

【導入範囲等について】
Q1 司法試験には、短答式試験と論文式試験がありますが、どちらもCBT方式による試験(以下「CBT試験」という。)が導入されるのでしょうか。
 司法試験については、令和8年試験から短答式試験及び論文式試験のいずれにもCBT試験を導入することを目指しています。
なお、司法試験予備試験については、令和8年試験においては、論文式試験のみを対象としてCBT試験を導入することを目指しています。

Q2 CBT試験の練習版や体験版は提供されるのでしょうか。
 ホームページ等で提供することを予定しています。

【実施方法について】
Q3 CBT試験はどのような方法で実施されるのでしょうか。
 CBT試験では、司法試験委員会(法務省)が用意したパソコンを使用して試験を実施することを予定しています。なお、従前同様、集合形式での試験実施を予定しています。

Q4 短答式試験において解答の修正は可能でしょうか。また、問題をスキップして後から戻ることは可能でしょうか。
 解答の修正は可能です。また、問題をスキップして後から戻ることも可能です。

Q5 CBTシステムに搭載する司法試験用法文の表示形式について教えてください。
 電子政府の総合窓口(e-Gov)の法令検索のような、横書きでの表示を
予定しています。

【使用するパソコンについて】
Q6 CBT試験で使用するパソコンのスペック等について教えてください。
A 全試験場で同等のスペックを有するノートパソコンを用意することを予定しています。用意するノートパソコンは、以下の基準を満たすものとする予定です。
・OS:Windows 11 Pro
・CPU:1.5 GHz 以上のマルチコアプロセッサ
・メモリ:8GB 以上
・画面解像度:1920×1080 ピクセル以上
・モニターサイズ:16 インチ以上(モニターの対角線の長さが40.6cm以上)
・ネットワークインターフェース:IEEE802.11ac 対応
PC

Q7 CBT試験で使用するノートパソコンのキーボード配列について教えてください。
A Windows の日本語用キーボードで、106キーボード、108/109キーボード、112キーボードのいずれかを予定しています。

【パソコンの文字入力について】
Q8 CBT試験で使用する文字入力ソフトについて教えてください。
A 日本語Microsoft-IME を使用する予定です。

Q9 CBT試験では、コピーや貼り付け等の機能は使用できるのでしょうか。
A コピー、貼り付け、検索等のドキュメント編集に係る一部機能は使用できるようにする予定です。
ただし、Windows のキーボードショートカットキー機能は使用できないようにする予定であり、ショートカットキーではなく、マウス操作(※)により当該機能を実行することを予定しています。
また、Microsoft-IME の予測文字変換、手書き入力等の機能は使用できないようにする予定です。
※ 画面に表示されている「コピー」、「貼り付け」といったボタンをマウスポインターで押下することにより、当該機能を実行することを指します。