お見舞い

東北大学法科大学院の皆さま
東北学院大学法科大学院の皆さま

 

お見舞い

平成23年3月19日
法科大学院協会理事長 青山善充

 

 この度の東北関東大地震により仙台市・宮城県および近隣地域で想像を絶する災害が発生し、御両校におかれても、甚大な被害を受けられたことにつきまして、法科大学院協会理事長として、御両校の研究科長はじめ教職員の皆さま、在学生・修了生の皆さまに対し、心からお見舞いを申し上げます。
 御両校のホームページなどを拝見しますと、修了式や入学式など3月4月に予定した行事を中止されるばかりでなく、新年度の授業開始も4月末に延期されるなどの措置を採られており、私自身も教育の現場にある者として、被害の甚大さに胸を突かれる思いです。 
 それにつけましても、今なお福島原発の事態が予断を許さぬなかで、教職員の皆さまが、おそらくはご自身やご家族が様々な被害を受けられながらも、在学中の学生や司法試験の受験を控えた修了生のケアをなさる一方で、地域の復興や大学の再建に向けて懸命な努力をしておられる様子に、深い共感を覚え、衷心から敬意を表する次第です。 
 法科大学院制度をめぐり様々な議論が展開されている現在、東北地方にただ二つしかない御両校が、この未曾有の国難を乗り越えて、さらにしっかりと地域に根ざした法科大学院へと発展されることが、日本の司法の将来にとって、きわめて大きな意義を有することは間違いありません。もし法科大学院協会として、何かご協力できることがあれば、喜んでさせて頂きたいと思っておりますので、ご連絡下さいますようお願い致します。 
 まずは、略儀ながら、書面にて心からなるお見舞いを申し上げます。

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