本委員会は、エクスターンシップ、リーガルクリニック、模擬裁判(シミュレーション)を中心とする臨床系実務基礎教育の諸問題を多角的に検討する委員会です。
本委員会では、①臨床系実務教育における理論と実務の架橋、②地域貢献の在り方、③院生派遣先での教育内容に係る諸問題、④書類閲覧・捜査弁護に伴う諸問題、⑤臨床系教育における法科大学院生の地位、⑥成績評価・単位認定の在り方に関する諸問題等について、法務省、最高裁、日弁連等との意見交換もしつつ、各加盟校における実務教育担当者の方々へのアンケート等を行いつつ、多角的に検討しています。そして、平成19年には、法科大学院専門職大学院形成支援プロジェクト「実務基礎教育の在り方に関する調査研究」グループと連携して、エクスターンシップに関する総合的シンポジウムを実施し、平成21年には、検察官開示証拠に関するアンケートを実施しました。
今後も、民事・刑事双方の臨床系教育の問題について、当面する諸課題を中心に検討を続けていく予定です。